花粉症
花粉症とは
アレルギー性鼻炎はスギやヒノキ、イネ科など植物の花粉が原因(アレルゲン)となる“季節性アレルギー性鼻炎”と、ダニ(死骸や糞)やホコリなどのハウスダスト・ペットの毛・カビなどが原因(アレルゲン)となる“通年性アレルギー性鼻炎”があります。今や日本人の4 人に1 人が花粉症だと言われているほど悩まれている方が増えています。花粉症の鼻の3 大症状はくしゃみ・鼻水・鼻づまりです。
ここでは季節性アレルギー性鼻炎(花粉症)について説明します。
花粉症(季節性アレルギー性鼻炎)の原因
花粉症の原因
季節性アレルギー性鼻炎の代表は花粉症です。花粉が飛散する季節のみ症状が現れます。
春のスギ花粉が一番有名ですが、花粉症を引き起こすアレルギーの原因物質(アレルゲン)はたくさんあり、日本では花粉症の原因となる花粉の種類が約60種類もあります。地域によって飛散する花粉の種類や時期は違います。滋賀県野洲市では毎年2月中旬からスギ花粉が飛び始めます。
関西地方における花粉症(季節性アレルギー性鼻炎)の原因となる花粉と時期
花粉症(季節性アレルギー性鼻炎)の症状
花粉症の症状
花粉症(季節性アレルギー性鼻炎)の3 大症状はくしゃみ、鼻水、鼻づまりです。
アレルギーの原因物質(アレルゲン)が鼻の粘膜に付着すると、アレルギー反応が起こり、
くしゃみ・鼻水・鼻づまりといった症状が起こります。
アレルギー性鼻炎と鼻かぜとの違い
ハウスダスト、花粉などの アレルギー性鼻炎 |
鼻かぜ | |
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鼻の症状 |
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鼻以外の症状 |
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発熱 | なし | なし |
症状の発現期間 |
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数日~1週間 |
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1日の 症状の変化 |
起床時にくしゃみや鼻水の症状がつらい(モーニングアタック) | 1日中変わらない |
花粉症(季節性アレルギー性鼻炎)の治療法
花粉症の治療法
1.アレルギー血液検査
アレルギーの治療を開始する際には、
まずご自身のアレルギーの原因(抗原)が何であるか知ることが重要です。
2.アレルギーの原因の回避・除去
ご自身のアレルギーの原因が何かわかれば、薬物治療を行う前に、アレルギーの原因を体内に入れないように環境を整えることが重要です。花粉症の場合は飛散の多い時は外出を控え、外出時にマスクやメガネを使ったりと外出時の対策で症状を軽くすることができますので、薬物治療の投薬日数を短く抑えたり、投薬種数を減らして、身体的・経済的負担を軽減することができます。
3.初期療法
花粉が飛び始める前や花粉飛散予測日から前もって抗アレルギー薬や点鼻スプレーの使用を始める治療法を、初期療法といいます。この治療法を行うと、下記の効果があることが確認されています。
- 症状の出現時期が遅くなる
- 花粉飛散ピーク時の症状を軽減する
- 症状の終了が早くなる
初期療法は花粉シーズンを快適にのりきるために、当院がおすすめする治療法の一つです。
4.投薬療法
花粉飛散開始後に出現した症状を軽くするために、症状の種類や重さに応じて抗アレルギー薬の内服薬や点鼻スプレーなどを使用します。花粉症で悩まれている方のほとんどがこの治療法を行っています。副作用の出にくい薬を優先的に処方していますが、人によっては薬の種類や量によって、眠気や口の乾きなどの副作用が強くあらわれることがありますので、お薬を変更されたい場合はご相談ください。
アレルギーのある花粉を避けるため日常生活で気をつけること
花粉を避けるため気をつけること
花粉症(季節性アレルギー性鼻炎)を予防するためには、
以下のような対策に気をつけなければなりません。
アレルギーのある花粉を避けるため日常生活で気をつけること
- スギ花粉の場合はテレビなどの花粉情報に注意しましょう。
- 飛散の多い時は外出を控え、外出時にマスクやメガネを使いましょう。
- 飛散の多い時は窓や戸を閉めておき、換気する時は小さく窓を開け、短時間だけにしましょう。
- 飛散の多い時はふとんや洗濯物の外干しは避けましょう。
- 表面がけばだった毛織物などのコートの使用は避けましょう。
- 帰宅時は衣服や髪をよく払ってから入室する。洗顔、うがいをし、鼻をかみましょう。
- 掃除を励行し、特に窓際を念入りに掃除しましょう。
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水曜午後、土曜午後、日曜・祝日
おかもと耳鼻咽喉科クリニック
〒520-2362 滋賀県野洲市市三宅2339-4
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