扁桃炎
扁桃炎とは
口を開けるとのどの真ん中に口蓋垂(のどちんこ)があり、その両外側に扁桃腺(正式には口蓋扁桃)があります。この口蓋扁桃が細菌やウイルスに感染し、炎症を起こすと扁桃炎になります。
扁桃炎の症状
- 悪寒
- 39~40 度を超える高熱
- のどの痛み
- 扁桃腺が赤く腫れる
- など
悪化すると、扁桃周囲炎や扁桃周囲膿瘍など外科的処置を要する状態へ発展することがあります。
また、反復することにより慢性扁桃炎・習慣性扁桃炎へと移行することがあります。
扁桃炎の原因
溶血性連鎖球菌(溶連菌)や黄色ブドウ球菌・肺炎球菌などの細菌や、風邪の原因となるウイルスなどの感染によって起こります。通常、健康な方は免疫力が高いために扁桃に炎症が及ぶことは少ないですが、疲れやストレスのほかアレルギーや乾燥刺激、コントロール不良の糖尿病やステロイド治療などにより身体の免疫力が落ちると扁桃炎に陥りやすくなります。
扁桃炎の診断
溶通常は診察所見から診断します。
インフルエンザや溶連菌の感染が疑われるときは、
原因を特定するために血液検査などの迅速検査を行うことがあります。
扁桃炎の治療方法
- ネブライザーブース
症状にあわせて抗生剤や炎症を抑える内服薬などを処方します。通院していただくと扁桃の炎症を抑える処置やネブライザー治療を行います。また病状がひどい場合には抗生剤などの点滴治療の併用を行います。
扁桃炎になるとのどの痛みが強いので、食事がつらかったり、水分が摂りにくくなりますが、脱水症状を起こさないように気をつけてください。過労やストレスは免疫力が低下するので、十分な睡眠、栄養のある食事をしっかりとりましょう。また飲酒、喫煙は控え、喉を乾燥させないように加湿やうがいを行いましょう。
CLINIC INFO
診療時間
水曜午後、土曜午後、日曜・祝日
おかもと耳鼻咽喉科クリニック
〒520-2362 滋賀県野洲市市三宅2339-4
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